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名物裂集

2020
先日の登校日 先輩が名物裂集4冊 1番から143番。 ご自分が持っていた貴重な資料を コピーし、現物がある名物裂は貼ってまでして くださった。勿論事前に有料だが 必要か否かの相談はあったものだが、知らない世界が開け、一日中 好意の気持ちに感謝しながら名物裂集を鑑賞した。

大変な手間暇がかかった 一覧表(1~143)には名称には”利休緞子・山椒緞子・織部緞子・・・” 備考欄の 本文説明は多くの参考文献を基に書かれていた。

名物裂とは、まだ我が国の織物技術が発達する以前、中世以来外国との貿易により、もたらされた染色工芸品であります。当時、これらの裂地は、僧侶の袈裟や、栿紗、袋物、表具の裂地等にして珍重され、後にこれらの裂地が名物裂と呼ばれるようになった。又これらの裂地は、所有者、茶人、生産地、文様、などによって二つ以上の名称があるものも多く、複雑化している。
我が国での製作は、桃山時代に堺にて、明の技術者によって織り始められたされている。その後、京都西陣に伝わり、生産される様になり現在に至っている。

我が国古来の格調の高い裂地も見ていて飽きない!が、名称が南蛮間道 や 邯鄲裂 が、大変印象深い・・・。邯鄲裂は昆虫を中心にした草花等あしらい図案化したもの、大変珍しい文様である。中国の邯鄲には教え子の結婚式や 書家宅に行く機会があった事も思い出し・・・縁を感じる。現代の染織品の中から 一点でも多く集めてみたい!!。

名物裂4冊
名物裂4冊
名物裂4
名物裂3

名物裂2
名物裂1


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